今回は東京都北区に鎮座する「装束稲荷神社」をご紹介いたします。
装束稲荷神社とは
御祭神
・宇迦之御魂神
ご利益:五穀豊穣・諸産業繁栄・諸芸上達
御朱印
王子と狐の装束榎
かつてこの辺りは一面の田畑で、その中に榎の木がそびえていました。
毎年大晦日の夜、関東各地から集まって来た狐たちがこの榎の下で衣装を改めて王子稲荷神社に参詣したといういいつたえがあることから、木は装束榎と呼ばれていました。
狐たちがともす狐火によって、地元の人々は翌年の田畑の豊凶を占ったそうです。
江戸の人々は、商売繁盛の神様として稲荷を厚く信仰しており、王子稲荷神社への参詣も盛んになっていました。
やがて、王子稲荷神社の名とともに王子の狐火と装束榎のいいつたえも広く知られるようになり、左の広重が書いた絵のように錦絵の題材にもなりました。
昭和四年(1929)、装束榎は道路拡張に際して切り倒され、装束榎の碑が現在地に移されました。
後に、この榎を記念して装束稲荷神社が設けられました。
平成五年(1993)からは、王子の狐火の話を再現しようと、地元の人々によって、王子「狐の行列」が始められました。
毎年大晦日から元旦にかけて深夜に狐のお面をかぶった裃姿の人々が、装束稲荷神社から王子稲荷までの道のりをお囃子と一緒に練り歩く光景が繰り広げられます。
※「王子の狐と装束榎」案内より
装束稲荷神社までの道のり
王子駅北口に面している北本通りの一つ裏の通りに鎮座する装束稲荷神社。
歩いて5分以内で着く場所にあります。
装束稲荷神社の境内
こちらが装束稲荷神社の鳥居。
鳥居前には御由緒がありますが、ちょっと薄くなってます。
でも、安心してください!
さらに左横に「王子と狐火と装束榎」の案内があります。
名前の由来になった榎は昭和4年に道路拡張のために切り倒されていますが、その後にこの神社が設けられたとのことです。
装束稲荷神社の手水舎。
装束稲荷神社拝殿前の狐たち。
狐火の由来がある神社なので、狐のデザインにもかなり拘られたんじゃないでしょうか。
力強くかっこいい!そんな感じを受けます。
こちらが装束稲荷神社の拝殿。
しっかりと狐たちが守ってます。
真ん中に飾られている狐のお面が可愛い(^ ^)
拝殿左横には装束榎があった場所に建てられた石碑があります。
この場所に狐たちが集まって来てたんですね。
装束稲荷神社後記
装束稲荷神社は初の参拝。
境内は大きくありませんが、榎と狐の言い伝えが残る場所として歴史を感じますし、地元の方が平成五年から言い伝えを再現する「狐の行列」を始められたという事も凄くいいですよね!
これが「狐の行列」の案内。
装束稲荷神社を0時にスタートして王子稲荷神社までお囃子と一緒に練り歩くそうです。
お近くの方は是非(^ ^)
装束稲荷神社を参拝した日は最強のラッキーDAY
装束稲荷神社を参拝した2020年1月22日(水)は、なんと「天赦日」と「一粒万倍日」が重なる最強のラッキーDAY!
私はこの日の為に会社を有給休暇で休み、参拝したい神社へ足を運んだんですが、たまたま年末ジャンボ宝くじで3,300円当たった券を持っていたので、王子駅前の宝くじ売り場で換金してきました(笑)
その資金で新たな宝くじを購入!!
神様よろしくお願いいたしますm(_ _)m
装束稲荷神社詳細
創建年 | |
御祭神 | ・宇迦之御魂神 |
主な祭事 | 狐の行列:12月31日 |
御利益 | 五穀豊穣・諸産業繁栄・諸芸上達 |
住所: 114-0002 東京都北区王子2-30-14
交通:
JR:京浜東北線「王子駅」、東京メトロ:南北線「王子駅」より徒歩約5分