今回は三重県伊勢市に鎮座する「月夜見宮」をご紹介いたします。
月夜見宮(つきよみのみや):豊受大神宮別宮とは
御祭神
・月夜見尊(つきよみのみこと)
ご利益:五穀豊穣・豊漁守護・海上安全
・月夜見尊荒御魂(つきよみのみことのあらみたま)
御朱印
あり
ご案内
皇大神宮別宮の月読宮と御同神をおまつりするが、月夜見宮と書いて区別している。
もとは摂社であったが、承元4年(1210)に宮号宣下があり、月夜見宮と称するようになった。
宿衛屋でお札やお守りが受けられ、ご朱印もいただける。なお、遷御の儀は平成27年(2015)2月28日に斎行された。
※神宮会館Webサイトより
月夜見宮までの道のり
月夜見宮は伊勢市駅から徒歩5〜10分程度の場所にあります。
伊勢市駅からだと伊勢神宮外宮よりも近いですよ!
入り口の前には「豊受大神宮別宮 月夜見宮」と書いてあります。
月夜見宮の境内
こちらが月夜見宮の鳥居。
この鳥居の造りは神明鳥居でしょうか。
月夜見宮の手水舎。
左側に灯籠がありますが、大嘗宮の灯籠と比べると全然違いますね!
こちらが月夜見宮の拝殿。
参拝した時間はちょうど拝殿に日が当たっていて、何だか迎えられているような気がしますね(^ ^)
奥には扉がありますが、その扉には黒い取手(?)などがついてますが、あれば意味があるんでしょか?
まだまだ勉強不足なので調べてみます!
社の上にある千木(斜めの木)が外そぎなので男千木(おちぎ)、男神ですね。
間には鰹木(かつおぎ)が5本あります。
拝殿の正面にある祓戸と大楠。
この楠は本当に大きかった!!
樹齢何年くらいなんでしょうね?
拝殿の横には古殿地(こでんち)が。
20年に一度ある式年遷宮でここも新しくなるので、次回63回目の時は見にきたいですね。
さらっと63回目と書きましたが、もう1240年も続いてるんですね( ̄▽ ̄;)
月夜見宮の境内社
高河原神社(たかがわらじんじゃ):豊受大神宮摂社
月夜見宮の右側奥には「高河原神社」があります。
伊勢神宮外宮の豊受大神宮摂社で御祭神の月夜見尊御魂(つきよみのみことのみたま)が祀られています。
隣には古殿地があるので、この高河原神社も式年遷宮の対象なんでしょうか?
稲荷神社
月夜見宮の左側にはお稲荷様が祀られてあります。
参拝した際に、大木の中をのぞいてみたら内側だけが丸焦げになっていました。
「なんだこれ?」
「落雷?」
気になったので御朱印をいただく時に神職さんに伺ったところ、空襲で焼けてしまったとのこと。
ちなみに、ここは神社庁管轄ではなく、地域の方が独自で五穀豊穣を願い、この木と共にお稲荷様を祀られた社だそうです。
月夜見宮の御朱印
月夜見宮
月夜見宮後記
伊勢神宮内宮の御祭神「天照大御神」の御弟神「月読尊」祀られている月夜見宮。
本当に緑に囲まれた気持ちの良い場所で、伊勢に滞在したのは土、日、月の3日間でしたが、その間に3回(土曜の午後、月曜の午前、午後)も参拝に来てしまいました。
自分でも驚きできすが、何度も足を運びたいと思える場所です(^ ^)
無事に御朱印もいただけました。
この月夜見宮は伊勢神宮外宮と300mほどしか離れていませんが、人がほとんどいません。
だからこそ、この神聖な空間を保てているのかもしれません。
あまり人が増えすぎると、この感じは無くなってしまうかもしれませんが、本当に気持ちの良い場所なので伊勢神宮参拝の方にはオススメです。
伊勢神宮外宮と月夜見宮を結ぶ神路通り
伊勢神宮外宮の裏参道から北御門口を出ると、一本道で月夜見宮で続いています。
この通りは月夜見尊が外宮の豊受大神のもとへ通う道で神路通りと呼ばれています。
通りには神路通りの歴史案内も。
伊勢神宮外宮の裏参道は表参道と違い、ほとんど人が通っていませんでした。(少なくとも私が参拝した土曜の午後は)
昔はこの通りが表参道だったという話も聞いたりしますが、区画整理で今の形となっているみたいです。
本当に区画整理だけが理由なのかな〜。
裏参道近くには伊勢国造りに関わった方が祀られていますが、ほとんど人はいません。
案内図にも載っていないんですよね。
真実はわかりませんが、こうゆうことを考えるといろいろ調べるきっかけになるし面白いですね。
月夜見宮の話ではないですが、伊勢神宮外宮参拝の時は是非裏参道も通ってみてください(^ ^)
月夜見宮の詳細
創建年 | |
御祭神 | ・月夜見尊(つきよみのみこと) ・月夜見尊荒御魂(つきよみのみことのあらみたま) |
主な祭事 | |
御利益 | 五穀豊穣・豊漁守護・海上安全 |
住所:516-0072 三重県伊勢市宮後1丁目3−19
交通:
伊勢市駅から徒歩5〜10分程度