今回は千葉県船橋市に鎮座する「海神稲荷神社」をご紹介いたします。
海神稲荷神社とは
御祭神
・宇賀魂神
ご利益:五穀豊穣・諸産業繁栄・諸芸上達
・稚産霊神
・大己貴神
ご利益:縁結び・夫婦和合・病気平癒・五穀豊穣
御朱印
なし
御由緒
ここは旧船橋町海神中組で、祭神は宇賀魂神、稚産霊神、大己貴神です。
社地は昔海岸であった砂地の端にあり泊船所の近くに祀られた海上の守護神で、漁村だった旧海神村の象徴でした。
創立年代ははっきりしませんが、もとは名主彦左衛門の屋敷内の氏神で、後に地蔵院持になったといわれています。
社殿はあまり大きくないが、欅材が多く用いられ、以前は朱に塗られた鳥居が立ち並び、近くの遊郭から良い旦那に見受けしてもらうことを願って遊女が毎日のようにお参りに来たと言われています。
境内には、安永9庚子(1780)5月吉日と刻まれた水神宮や、文久4甲子年(1864)2月吉日の御神燈などがあります。
※千葉県郷土資料より
海神稲荷神社までの道のり
海神稲荷神社は千葉県にある船橋駅から徒歩10分ほどの場所にあります。
途中、細い路地に入っていきますが、路地からすぐの場所にあるので迷うことはないと思います。
海神稲荷神社の境内
こちらが海神稲荷神社の第一の鳥居。
のぼり旗が綺麗だったので、地元の方が定期的に交換されているんでしょうね。
常に参拝客がいるわけではありませんが、境内も綺麗ですし生きている感じがします。
第二の鳥居。そして奥には第三の鳥居も見えます。
こちは手水舎。
海神稲荷神社の拝殿。
拝殿前の狐たち。
じつは、拝殿かと思っていた社の横に
「拝殿はこちらからどうぞ」
と案内がありました。
ぐるっと裏に回り、こちらが海神稲荷神社の拝殿。
なんだか雰囲気がある社ですね。。。
正面から見えていた社が拝殿だと思っていたので、ロールプレイングゲームの隠しダンジョンでお宝を発見したような感覚になりました(°▽°)
拝殿正面。
郷土資料にあるように、使われているのは欅でしょうか。
こちらは水神宮かな?
手水舎の左側に祀られています。
海神稲荷神社後記
海神稲荷神社は参拝者が常にいるような神社ではありませんが、境内にあるのぼり旗や紙垂などが綺麗な状態に保たれていて、とても感じがよかったです。
拝殿が正面から見えない奥にあると言う事も驚きましたし、とても雰囲気がありました。
当時は橋に遊郭があり遊女が願いを込めて参拝に来ていた神社だと考えると、きっといろいろな人間模様があったんでしょうね。
郷土資料を1冊読んだだけですが、歴史が深い神社でした(^ ^)
海神稲荷神社の詳細
創建年 | |
御祭神 | ・宇賀魂神 ・稚産霊神 ・大己貴神 |
主な祭事 | |
御利益 | 五穀豊穣・諸産業繁栄・諸芸上達・縁結び・夫婦和合・病気平癒・五穀豊穣 |
住所: 273-0021 千葉県船橋市海神1-22-6
交通:
・JR船橋駅から約徒歩10分
・京成船橋駅から約徒歩10分